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ワイス・ワイス和紙 蛭谷農園
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ワイス・ワイス和紙 蛭谷農園
ワイス・ワイス和紙 蛭谷農園
2014年2月2日 いよいよ紙漉き!【後編】

川原さんの紙漉き工房の壁には、「水に感謝」の文字。
水と楮とトロロアオイだけで出来ている蛭谷和紙。
立山から流れる綺麗な川の水のおかげで、上質な和紙を漉くことができます。

楮を水に溶き、トロロアオイの粘液を入れて攪拌します。
簀(す)に水をすくいあげ、リズミカルに揺らし繊維を行き渡らせます。水を切って、
またすくいあげ、繰り返します。漉きたい厚みになったら、布地の上に移します。
簀(す)に水をすくいあげ、リズミカルに揺らし繊維を行き渡らせます。

ですがこの作業‥まずこの簀と木枠がものすごく重いのです。さらにその大きな面に
水をすくい上げようとすると‥なんとか水面すれすれに持ち上げるのがやっと。
揺するなんてとても出来ません!
水が踊るように簀を操る川原さん‥すごい技術です。

水が踊るように簀を操る川原さん‥すごい技術です。

大切に布地に移した紙と布地を交互に重ねてゆき、てこの原理を利用してゆっくり
時間をかけて水分を絞り出します。

大切に布地に移した紙と布地を交互に重ねてゆき、てこの原理を利用してゆっくり時間をかけて水分を絞り出します。

きちんと水分が絞れたら、刷毛をつかって1枚ずつ丁寧に紙を剥がし、
乾かしてゆきます。息を飲む緊張の瞬間です・・

きちんと水分が絞れたら、刷毛をつかって1枚ずつ丁寧に紙を剥がし、乾かしてゆきます。息を飲む緊張の瞬間です

薪に火をくべて暖めた乾燥用の機械に、刷毛で余分な空気を抜きながら、
和紙を一枚ずつ貼り付けてゆきます。

薪に火をくべて暖めた乾燥用の機械に、刷毛で余分な空気を抜きながら、和紙を一枚ずつ貼り付けてゆきます。

油断すると、紙がやぶれてしまったりよれてしまった・・最後まで気が抜けません!
紙が乾いてきたら、端から慎重にピリピリと剥がします。

油断すると、紙がやぶれてしまったりよれてしまったり・・最後まで気が抜けません!

出来た!

出来た!

小さい簾で作る、ミニ版紙漉きも体験させて頂きました。

小さい簾で作る、ミニ版紙漉きも体験させて頂きました。

最後は来年の種まき準備でトロロアオイの種取り。外の殻の部分に
トゲがあるので、軍手をして行います。
また来年、元気な花がたくさん咲きますように!

また来年、元気な花がたくさん咲きますように!

荒れた山地を耕して、出来立ての畑に「和紙の種」を蒔いてから8ヶ月・・
小さな種と苗木が、富山の豊かな自然の恵とたくさんの人の思いと
労働を通じて、ついに1枚の和紙になりました。
今の日本では貴重になってしまった、純国産の原料だけで、1枚1枚漉きあげた
手漉き和紙です。

楮もトロロアオイも、決して育てるのが困難な植物ではなく、昔から日本に
自然に育っていたもの。
川原さんは、この富山県産の楮とトロロアオイが、原料として、取り組みとして、
富山県から日本中に広がってゆくことで海外産の原料を使用している日本の和紙の
生産現場が、国産の材料で和紙を漉く、里山と繋がったものづくりを取り戻す
ことを目指しています。

川原さん、
一緒に作業をしてくださった皆さま、
本当にありがとうございました!!
また来年、元気な花がたくさん咲きますように!
2014年2月2日 いよいよ紙漉き!【前編】

すっかり雪景色になった立山連邦を望む、蛭谷の工房。

すっかり雪景色になった立山連邦を望む、蛭谷の工房。
凛とした空気の静かな工房で、雪だるまがお出迎えしてくれました。

地元富山の方、関西在住の方々など、日本中から集まった畑開墾メンバーが再び集結です!

凛とした空気の静かな工房で、雪だるまがお出迎えしてくれました。


楮の準備

昨年の獣害が原因で、主原料であるワイス・ワイス和紙 蛭谷農園産の楮は、
残念ながら僅かな収穫量となってしまいました。
動植物が生息する豊かな土地での栽培は、なかなか人間の思い通りの結果には
なりません。
1年目は株を育てる期間ととらえて、来年以降の収穫に期待します!

いよいよ紙漉き!と思いきや‥その前に、まだまだたくさんの下準備が必要なのです。
始めに、お風呂にもなりそうな大きな窯に薪で火をくべて、富山県の畑で収穫した
楮の枝を茹でてゆきます。

始めに、お風呂にもなりそうな大きな窯に薪で火をくべて、富山県の畑で収穫した楮の枝を茹でてゆきます。


茹で上がって柔らかくなった楮の枝から、和紙の原料となる外皮の部分を剥ぎ取ります。
川原さんがむくと「するっ」と皮が剥がれるので、一見簡単そうに見るの ですが‥
いざ私たちがやろうとするとなかなか「するっ」とむけません。

茹で上がって柔らかくなった楮の枝から、和紙の原料となる外皮の部分を剥ぎ取ります。


次に、剥いだ皮の外側の茶色と緑色の部分をこそぎ取ってゆきます。
この工程でも、川原さんが真っ直ぐに剥いた皮は茶色の部分もホワホワになっていて、
簡単に取れるのですが‥
私たちが剥いた皮は、ゴリゴリとこそげても茶色の部分がなかなか取れません。

次に、剥いだ皮の外側の茶色と緑色の部分をこそぎ取ってゆきます。


やっと綺麗になった白い楮の皮を、灰を入れた大釜でもう1度ぐつぐつ茹でてゆきます。
やわらかくなったら、水にさらします。

やっと綺麗になった白い楮の皮を、灰を入れた大釜でもう1度ぐつぐつ茹でてゆきます。


水気を絞った楮の皮の束をまとめて、所々残った茶色のクズを取り除きながら、
(チリの入った紙を漉きたい場合は、これを残します。)木槌で繊維を叩いてゆきます。
良く叩くことによって繊維が砕かれてほぐれ、紙漉きの際にふわっと水の中に
広がるようになります。
細かく叩けば叩くほど、細かい目の紙になります。荒く叩けば粗目の紙になります。

細かく叩けば叩くほど、細かい目の紙になります。荒く叩けば粗目の紙になります。


暖房の無い真冬の工房の中で、時間と根気の必要な地道な作業‥手足の先の感覚が
無くなっていきます。紙漉きを目標に、みんなで協力しあいながら黙々と作業!

よく叩いて柔らかくなったら、ついに楮の準備は完了です!


トロロアオイの準備

こちらは大量に収穫できた、ワイス・ワイス和紙 蛭谷農園産のトロロアオイ。
根っこの部分を木槌で叩いて潰し、一晩水に漬けます。

一晩経つと、自然に粘りが出てきます。
温かい時期はこの粘液が痛みやすいので、紙漉きに向きません。寒さの厳しい
この季節にだけ、真っ白な和紙を漉くことが出来るのです。

一晩経つと、自然に粘りが出てきます。

ネバネバです! トロロアオイの粘液を水に溶くことで、楮を混ぜた水が
このようにザルから抜けなくなります。
水が抜けないから、紙漉きの簾(す)をちゃぷちゃぷと揺することができ、
繊維同士が絡んで強靭な和紙を漉くことができます。

これだけの準備を経て、始めて和紙を漉くことができます。
toolsで販売している蛭谷和紙は、全ての工程を川原さんがおひとりで
作業されてます。実際に見ることで改めて商品1点1点の尊さが身に
染みて分かります。

次回こそは、本当に「いよいよ紙漉き!」をお届けします。





2013年6月5日 楮の苗上とトロロアオイの種蒔き

夏にたくさんの花を咲かせたトロロアオイ、
葉や茎の部分はすっかり冬枯れて、たくさんの実を付けました!

葉や茎の部分はすっかり冬枯れて、たくさんの実を付けました!

この実1つ1つに、春に蒔いたのと同じ種がぎっしりと詰まっています。

この実1つ1つに、夏に蒔いたのと同じ種がぎっしりと詰まっています。

そして肝心の根っこもたくさん採れました!
こんなにたくさん収穫出来ましたが、実は大きな畑のトロロアオイが日照りで全て枯れてしまったり、
やはり自然は厳しく、なかなか思い通りにはいきません。
でも、1年目にしてはまあまあの出来だそう。
この根っこの粘液を使って、冬にはいよいよ紙漉きがスタートします!

そして肝心の根っこもたくさん採れました!

一方、地元富山の小学校でもトロロアオイの種を植えてもらっていました。
こちらも大漁です!
富山の子供たちは意外と農作業の経験が少なく、土いじりを楽しんでくれました。

富山の子供たちは意外と農作業の経験が少なく、土いじりを楽しんでくれました。

富山県でも日本全国でも、トロロアオイを生産している地域は大変少なく、
多くの和紙産地では、限られた生産地から購入したトロロアオイを使用しているのが現状です。
川原さんは今の活動を広げてゆくことで、やがては富山県全域の和紙産地の、トロロアオイの
生産をまかなうことを目指しています。

「ワイス・ワイス和紙 蛭谷農園」でも、来年はさらに多くのトロロアオイを実らせられるようにがんばります!

現在の生産量は、ワイス・ワイス農園やその他の畑の収穫を全て合わせて、目標量の約20分の1程度。
「ワイス・ワイス和紙 蛭谷農園」でも、来年はさらに多くのトロロアオイを実らせられるようにがんばります!





2013年6月5日 楮の苗上とトロロアオイの種蒔き
2013年6月5日 楮の苗上とトロロアオイの種蒔き

6月の種まきから2ヶ月。
みんなで種を蒔いた、トロロアオイは‥

無事に芽が出て、筋に沿って蒔いた通り真っ直ぐに、すっかり大きく成長しました!

無事に芽が出て、筋に沿って蒔いた通り真っ直ぐに、すっかり大きく成長しました!

このトロロアオイの根から出る粘液が、和紙を漉くのに欠かせない貴重な材料になります。
薄い黄色が綺麗なトロロアオイの花は、夏の間毎日大量に咲く一日花。
花を摘めば摘むほど根っこが太り、冬に和紙を漉くのによい粘液がとれるそうです。

残念ながら今回はワイス・ワイスチームは参加出来なかったのですが‥ 種を蒔いたワークキャンプメンバーのみんなで、大量の花をせっせと摘んでいきます。

残念ながら今回はワイス・ワイスチームは参加出来なかったのですが‥
種を蒔いたワークキャンプメンバーのみんなで、大量の花をせっせと摘んでいきます。
実はこのお花、「花オクラ」として料亭のお料理にも登場する貴重な食材でもあるのです!
そこで、採れたての花を他の旬のお野菜と一緒に天ぷらにして、
立山町産のお蕎麦と共に頂いてみることに。

大輪のお花をそのまま素揚げに!「オクラに似た粘り気があって、ちょっとモチモチとした不思議な食感」が美味しいそうです。畑作業後のお楽しみに青空の下でみんなでワイワイ、労働の後はさらに格別の味ですよね。

大輪のお花をそのまま素揚げに!
「オクラに似た粘り気があって、ちょっとモチモチとした不思議な食感」が美味しいそうです。
畑作業後のお楽しみに青空の下でみんなでワイワイ、労働の後はさらに格別の味ですよね。

先っぽの新芽部分がかじられています!
先っぽの新芽部分がかじられています!
一方、楮の畑では‥
せっかく植えた苗の先っぽ、柔らかい新芽部分が無くなっています!
おいしい新芽を食べてしまった犯人は、特別天然記念物のカモシカ。
人家のすぐ近くまで、餌を求めてやってきます。

自然豊かな富山の動物たちと共生しながら、楮も無事に大きく成長していました!

さらに、何故か畑を荒らしにやってくるのは元気なイノシシ。
畑にボコボコ穴を開けるイタズラが大好きです。
自然豊かな富山の動物たちと共生しながら、楮も無事に大きく成長していました!

こうして毎日トロロアオイの花を摘み、楮を野生動物たちから守りながら、
和紙の材料を育てている「ワイス・ワイス和紙 蛭谷農園」
秋にはトロロアオイの根っこの収穫。冬には楮の収穫と、収穫した材料で行う待望の紙漉きが待っています!





2013年6月2日 楮の苗上とトロロアオイの種蒔き
2013年6月2日 楮の苗上とトロロアオイの種蒔き
富山は緑の美しい田植えの季節。

畑作り作業の始まりは、荒地の開墾から。
今はもう使われなくなった山の斜面の一部を、畑として使用できるように耕してゆきます。

山の斜面を耕す

不要な木を切り、一面に生えている雑草を抜いていきます。伐採した枝木は細かく切断して、雑草と一緒に燃やして灰にします。

雑草を抜き、伐採した枝木を細かくして燃やし、灰にする

こうして人が入って整地することで景観が良くなり、使われていなかった山にとっても良い環境づくりになります。
実はこの開墾作業が1番の重労働。普段使っていない都会人の身体の筋肉はフル稼働です!

花陶硯でつづる、お手紙のてびき

地面がきれいな更地になったら、苗を植える穴を1つ1つ掘ってゆきます。
自然のままの木の根っこなどが残っているので、こちらもかなりの重労働です。
やっと苗木や種を植えられる状態になりました!


楮の畑 「楮の木の『樹皮』が和紙の原料になります」
楮の畑 「楮の木の『樹皮』が和紙の原料になります」
用意した楮の小さな苗木を1つ1つ穴に植えていきます。

地元の富山の子供たち・おじいちゃんおばあちゃん達と、
東京や大阪や名古屋からワークキャンプとして参加してくれた若者たちと、
みんなで一緒に大切な苗に土をかぶせてゆきます。大きく育ちますように!

地元の方や東京、大阪、名古屋から参加した若者たちとで苗に土をかぶせてゆきます

トロロアオイの畑 「楮の繊維を分解してくれる、紙漉きには欠かせない原料です」

開墾が終わったら、鍬やトラクターを使って土をやわらかく耕し、
種を植える場所に筋を付けていきます。

開墾が終わったら、鍬やトラクターを使って土をやわらかく耕し、種を植える場所に筋を付けていきます。

ふかふかになった土の上に、パラパラと種を蒔き、土をそっとかぶせます。

ふかふかになった土の上に、パラパラと種を蒔き、土をそっとかぶせます。

夏には、大きな畑一面に黄色いトロロアオイの花が咲く予定です!


ワイス・ワイス和紙 蛭谷農園
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