GORILLA GLASS GARAGE(ゴリラグラスガラージ)は、生島賢さん、明水(はるみ)さん夫妻によるガラス工房。 お二人が工房を構える西伊豆は、富士山を海の向こうに望む、海と山の幸がいっぱいの自然豊かな土地です。伸びやかで色彩豊かな作品はここから生まれます。

工房の建物は、以前は自動車部品の曲げ加工の工場だったそうで、その名残が程よく残された独特な「ガラージ」の雰囲気。そこに、お二人の作品や自作で作られた機材が並び、入り口に掛けられた工房の看板や、炉に入れられた「GGG」のマークなど、そこここに遊び心が伺えます。

吹きガラスの作業は基本的に二人1組で行います。賢さんの作品は明水さんがサポートを、明水さんの作品は賢さんが、という風に息の合ったコンビネーションから作品が生まれてゆきます。

昔からことわざで縁起が良いといわれている、富士・鷹・茄子の3種を欲張りに盛り込んだ「初夢ジャー」
ドーンとそびえ立つ富士山に、可愛らしい茄子の取っ手、愛嬌のある鷹の表情が何ともユニーク。楽しくておめでたい逸品です。

「ムリーニ」とは、ガラスの棒を輪切りにしたもののこと。金太郎飴のようにどこを切っても同じ模様です。このムリーニを並べ、つなぎ合わせることで器の形にしていきます。見た目の模様に加え、表面の手ざわりも楽しみの一つです。