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特 集

繊細で美しい
涼を感じる暮らしの道具

目にも涼しい品々

残暑厳しいこの時期に、涼を感じることのできる作品をご紹介いたします。

竹工房はなぶさ 虫籠 竹の昆虫

竹工房はなぶさ 虫籠 竹の昆虫

竹工房はなぶさの駿河竹千筋細工は、細い丸ひごをさして組み立てるとても繊細な竹細工です。平安時代より貴族の間で、虫かごにコオロギや鈴虫を入れて鳴き声を鑑賞する文化がありました。
江戸時代には、東海道・駿府のおみやげとして人気があり、 その伝統を今に伝えています。
繊細な竹籠と今にも声が聞こえてきそうな虫たち。涼を感じるインテリアとしても、ギフトとしてもおすすめです。

阿以波 京うちわ <秋草><色秋草>

阿以波 京うちわ <秋草><色秋草>

「京うちわ」の専門店として長い歴史を持つ「阿以波」。
うちわ面と柄を別に作り、後から柄を差し込む「差し柄」の構造が特徴の「京うちわ」は、宮廷で用いられた「御所うちわ」をルーツとしており、優美な趣も魅力です。うちわの骨となる竹の加工から紙の張り合わせ、仕上げまで、すべての工程を手作業で行います。また、竹は丹波の4~5年もの、紙は越中・八尾(やつお)の手漉き楮(こうぞ)紙を、柄の部分は栂(つが)を用いるなど、国産の素材で作られた高品質なうちわです。<秋草>と<色秋草>の青と緑を新たにご紹介いたします。

清水貴之 蕎麦ざる7寸

清水貴之 蕎麦ざる7寸

竹細工の伝統を受継ぎ日々創作活動している若手作家、清水貴之さん。大分県別府市に移り住み、花籠を中心に創作活動を展開するかたわら、現代生活にマッチするような新しいアイテムの制作に日々取り組んでいます。日本人にとって身近な植物のひとつである「竹」。「竹」を使った台所用具、農具、茶道具、玩具は、古くから暮らしの中に溶け込んでいました。清水貴之さんの蕎麦ざるは、縁の処理も美しく、細部まできめ細やかに作られています。夏にはお蕎麦やそうめんをのせて涼やかに。普段の食卓が、グッと美味しそうにランクアップします。

どれも日本の伝統的な技術を感じることのできる作品です。
ぜひご覧ください。

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