阿以波 Aiba

京うちわ / 京都府  Kyo Uchiwa / Kyoto Pref.

1689年 初代長兵衛が近江の国の“饗庭(あいば)”より、都に出て店を開く。
七代目よりうちわ専門店となり、御所うちわの伝統を伝える「京うちわ」を作り続ける。
現当主は、その十代目。『阿以波』のみとなった京うちわの製作技術を今に伝えるとともに、新たな「うちわ文化」を創造し続けています。


差し柄の構造で魅せる 優美な四季 京うちわは、うちわ面と柄を別に作り、後から柄を差し込む構造。宮廷で用いられた御所うちわをルーツとし、柄はしばしば漆に金彩を施すなど、優美な趣も魅力です。
うちわの骨となる竹の加工から紙の張り合わせ、仕上げまで、すべてを手作業で行います。
竹は丹波の四~五年もの、紙は越中・八尾の手漉き楮紙を、柄の部分は栂・杉材を用いるなど、国内産の材料にこだわっています。

"Kyo Uchiwa" separately makes up a moderate face and the handle, and is a structure of "Opening handle" that inserts the handle later.
"Gosho Uchiwa" used in the court is assumed to be a root, and elegance graceful as gold foil is given to the lacquer is a charm in the handle.
Everything is done from the processing of the bamboo that becomes the bone of moderate to sticking together and the finish of paper by the hand work. It is particular about a domestic material.

差し柄の構造で作る、大変細かい手作業

四季折々の花鳥風月をあしらっています。

目で涼を取る、「透かしうちわ」。
日本の四季のうつろいを感じるインテリアとしてお楽しみいただけます。

古来うちわは涼を取るだけではなく、その風で魔を打ち払うとも言われ、縁起物でもあったそう。
国内外の方への贈りものにも最適です。
上品で優美な阿似波さんの透かしうちわは、和室だけではなく洋室のインテリアとしても映える作品です。
透かし柄なのに仰ぐ事もでき、海外のお客様から人気のお品物になります。
目上の方、海外の方などへの贈答品にいかがでしょうか。