KOKURA SHIMA SHIMA

小倉織 / 福岡県 北九州市  Kokura-ori / Fukuoka Pref.
「小倉織」は、江戸時代初期から豊前小倉藩(北九州市)で袴や帯などとして織られ、
多用した経糸が色のリズムを生む、立体感あふれるたて縞が特徴です。
丈夫でしなやかな質感の木綿布は日本全国で珍重されていました。

「縞縞 SHIMA-SHIMA」は伝統ある小倉織の特徴を継承しながら、
新しい時代の「小倉織」として誕生したブランドです。


立体感あふれるたて縞が特徴 「小倉織」は、江戸時代初期から豊前小倉藩(北九州市)で袴や帯などとして織られ、多用した経糸が色のリズムを生む、立体感あふれるたて縞が特徴です。丈夫でしなやかな質感の木綿布は日本全国で珍重されていました。

その伝統は戦時下の昭和初期に一旦途絶えてしまいますが、数十年の時を経て染織家・築城則子さんにより1984年に復元され、現代の布として蘇りました。
丈夫で美しいたて縞を活かしながら、手織りにない広巾の布を作り出した「縞縞 SHIMA-SHIMA」は、伝統ある小倉織の特徴を継承しながら、今のライフスタイルにあった「小倉織」として誕生したブランドです。

“Kokura-ori” has been woven for use in hakama and obi in Kokura-domain, Buzen (present day Kitakyushu) since the beginning of the Edo Period.
“Kokura-ori” features colorful and vertical stripes with a three-dimensional appearance created by a use of warp yarn. Cotton cloth with a tough and elastic texture was once highly valued all over Japan.
“SHIMA-SHIMA” a creation of wide cloth is a brand that was born as “Kokura-ori” in the new age, inheriting the characteristics of the traditional Kokura-ori.

現代に蘇り、進化を続けている小倉織 小倉織は、良質の木綿の糸を使用した先染め平織りの織物です。
築城さんは、経糸が多いという小倉織の特徴をより際立たせるため、経糸の本数を増やし、より細い糸を使用することを決断します。
一般の布地では1cmの幅に使用する経糸が23本のところ、縞縞では2倍以上の59本にもなりました。経糸を高密度にすると、織りにくく多くの手間と時間を要するため、ほとんどの産地では経糸を少なくし、緯糸を太くして厚みと強度を出しています。
そうして織り上がった生地は、丈夫であっても硬いごわごわしたものになってしまいますが、細い糸を多用した縞縞の布地は、丈夫な中にもしなやかさを兼ね備えた上質なものに仕上がりました。 更に、経糸が多いことで緯糸が見えず、必然的に美しいたて縞の表現も生まれました。
以前の小倉織では見られなかった赤や黄などの鮮やかな色味も加わり、現代の小倉織は進化を続けています。

“Kokura-ori” has been woven for use in hakama and obi in Kokura-domain, Buzen (present day Kitakyushu) since the beginning of the Edo Period.
“Kokura-ori” features colorful and vertical stripes with a three-dimensional appearance created by a use of warp yarn. Cotton cloth with a tough and elastic texture was once highly valued all over Japan.
“SHIMA-SHIMA” a creation of wide cloth is a brand that was born as “Kokura-ori” in the new age, inheriting the characteristics of the traditional Kokura-ori.

染色家の築城則子さんは、1952年北九州生まれ。
日本工芸会正会員
「遊生(ゆう)染色工房」主宰
2008年、日本伝統工芸染織展文化庁長官賞など受賞多数。
製法の途絶えていた小倉織を復元し、草木染め、手織りの小倉織を制作している。「縞縞SHIMA-SHIMA」では、糸の選定とテキスタイルデザインの監修を務めています。

様々な用途にお使い頂ける風呂敷 小倉織の風呂敷は表裏どちらもきれいな縞模様。薄くてしっかりした生地はキュッと心地よく結ぶことができます。
綿100%ですので、ご自宅でお洗濯していただけます。普段に取り入れたい日本の伝統小物です。

海外の方への贈りものにも喜ばれる扇子 1年を通して人気の贈りもの「扇子」。
縞縞の角扇子は丸みを帯びた形が粋であおぎやすく、木箱入りで贈りものに最適です。

江戸時代初期から豊前小倉藩(福岡県北九州市)にて袴や帯として織られた小倉織。徳川家康も愛用した丈夫でしなやかな質感の木綿は昭和初期に一時途絶え、それから数十年後、試作を繰り返し、小倉織が洗練されたモダンな縞で復元、再生しました。
とてもしっかりした生地で、巾着やシンプルBAGは特に人気があります。
副店長 和田