WISE・WISE tools

特 集

新しい年を気持ちよく迎える

新しい年を気持ちよく迎える

11月も残りわずか。気付けば2023年も残すところ1か月余りとなりました。
二十四節季では、12月7日~22日頃までの間を大雪(たいせつ)と言い、言葉の通り”雪がたくさん降る時期”とされています。この頃から寒さは一層増し、北国では山々だけでなく平地にも雪が積もり、動物たちは冬眠に入る、本格的な冬の気候となります。
「正月事始め」とされる12月13日は、お正月を迎えるための準備を始める日です。
一年の大きな節目だからこそ、一つ一つを丁寧にこだわりのものを。
美しい手仕事ならではのお飾りに、木のぬくもりと轆轤の技術が光る木製のかがみ餅、華やかな切子のデザインが目を惹くちろりと、細やかな手彫りの幾何学模様が魅力的なタイル皿など、、、新年を気持ちよく迎えるための特別なアイテムをご紹介します。

新年の幸せを願い飾る藁細工のしめ飾り

シルク100%のストール

新年を迎えるための準備として欠かせないのが「しめ飾り」。
しめ飾りは、神聖な場所を意味するしめ縄に、神様の降臨を表す紙垂、「清廉潔白」を意味する裏白など、縁起の良い意味を持つ飾りものを付け、新年に年神様を迎える目印として玄関などに飾ります。内藤さんお飾りには、長寿を願う亀や実りの多き一年にという思いが込められた稲穂束、清浄な植物とされるヒカゲノカズラを使用したものなど、デザインもさまざま。さらに今年は、朗らかな笑顔のお多福の張り子がついた「お多福」に、稲穂の根がそのまま付いたシンプルながらも力強さを感じる「根付き輪飾」が加わりました。お部屋の雰囲気に合わせてお選びください。

轆轤挽きによるなめらかな肌触りの鏡餅

SASAWASHIのルームシューズ

江戸時代より伝統的な鳴子こけしを手掛けてきた歴史を持ちながら、現代に合うデザインを提案する桜井こけし店の鏡餅。
白く美しいミズキ(水木)の色をそのまま生かし、轆轤挽きで仕上げた滑らかな鏡餅は、凛として優しい佇まい。台座には、大サイズに槐(エンジュ)、特大サイズに山桜といずれも東北産の木材を使用しました。陶器製の橙、正絹の紅白組紐、会津木綿の紅白敷布を桐箱に入れた、おめでたいWISE・WISE tools 別注仕様です。玄関横やリビングにもちょうどよいサイズの鏡餅です。

華やかな空気を纏った美しい佇まいの江戸切子のちろり

国産素材を使用したサステナブルな革製品

もともとお酒を温める道具として金属製のものが主流だった「ちろり」を、ガラスで作ることで華やかな印象に仕上げた「江戸切子ちろり」。
切子をあしらった「中子」に氷を入れれば、飲み物が薄まることなく、冷たくおいしい状態で楽しめます。また、本体は耐熱ガラスなので、非耐熱の中子を外せば、あたたかい飲み物を入れてもご使用いただけます。おせちやお雑煮と一緒に、ちろりに日本酒やお茶を入れて。東京の誇る伝統工芸品の技術を用いた、江戸の風情と美をお楽しみください。

美しい幾何学模様が魅力的なタイル皿

手彫りの幾何学模様が美しい

新潟県で活動される木工作家 富井貴志さんの、気品あふれるタイル皿。
モダンで洗練された印象でありながらも、どこかアンティークのような温かみが感じられます。赤漆・白漆・黒漆の三色の漆で仕上げた、しっとりとした色合いも魅力の一つ。丁寧に彫られた幾何学模様が浮かび上がり、角度により異なる印象を与えます。器としてだけでなく飾り台としても重宝します。“使い込んだ時により良くなるものづくりを日々志している“という富井さん。愛情を持って永く使い続けたい器です。

ユーモアあふれる可愛らしい絵柄の飾り凧

ユーモアあふれる絵柄の飾り凧

明治時代から続く凧の専門店“カイトハウスまごじ”。
初代竹内孫次さんが遊び道具として凧を作ったところ、よく揚がると評判になり、“孫次凧”と呼ばれるようになりました。地元産の竹2種類を使用し、愛媛県産の手漉き和紙に食紅で鮮やかな原色を中心とした力強い絵付けを施しました。親子で作り出す凧は、目を奪われるおめでたいデザインが特長です。
2024年の干支「辰」とユーモアにあふれた可愛らしい絵柄の羽子板の2種類。
お部屋に飾るだけで一気にお正月の雰囲気にしてくれます。

艶のある銀杏の木目が生きた拭き漆の盆

銀杏の木目が生きた拭き漆の盆

器を形作る椀木地師でありながら、漆を塗る塗師の仕事にも取り組まれている、高田晴之さんの拭き漆のイチョウ盆。
銀杏の美しい表情を生かした刷毛塗り独特の風合いは、高い技術とセンスのうえにこそ生まれるものです。表面に細かな千筋(せんすじ)を施し、柔らかく傷つきやすい銀杏の表面を保護しながら、趣ある質感に仕上げています。配膳用のお盆や、ランチョンマットの代わりとして日々の食卓に。見立て次第で用途が広がる使い勝手の良い器です。

深みのある赤と優しい白のコントラストが目を惹く器

赤と白のコントラストが目を惹く器

北海道で作陶される高橋里美さんの作品。
深い“赤”の発色にこだわって制作された紅白の器。赤と白のコントラストが目を惹きます。磁器には珍しい複雑で鮮やかな紅は、辰砂釉によるもの。青や緑を感じる紅は、盛りつけてみると料理を不思議と引きたててくれます。
つるりとした磁器の手触りと、柔らかなフォルム、釉薬に入れた銅の発色による深紅のグラデーションが美しい作品は、ハレの日の食卓や贈りものにぴったりです。

紹介アイテム

特集・読みもの 一覧